【ネタバレなし】 泥棒役者 感想
9月21日(木)、泥棒役者の完成披露試写会に行ってきました。
舞台挨拶のレポは既に上げています。
【ネタバレなし】泥棒役者 完成披露試写会 レポ - いっそおかしな妄想まで付き合ってくれ
こちらでは映画の感想をつらつらと。
もちろんネタバレは一切ありません!!
とりあえず、あらすじだけは書いておきます。
小さな町工場でまじめに働いている大貫はじめ(丸山隆平)は、気立てがよくて優しい恋人の藤岡美沙(高畑充希)と、ささやかながらも幸せな同棲生活をおくっていた。迎えた美沙の誕生日、かつて、泥棒稼業に手を貸して、ともに盗みをはたらいていた畠山則男(宮川大輔)が現れる。出所したばかりで働き口がなく、再び盗みを計画した則男は、鍵開けの名人だったはじめを仲間に引き入れる機会をうかがっていたのだ。即座に断るはじめだったが「美沙に泥棒だった過去をバラす」と脅され、泣く泣く、とある豪邸に忍び込むことに。
そこへ、不意に訪問者が玄関にやって来る。轟良介(ユースケ・サンタマリア)と名乗るセールスマンに“豪邸の家主”と、“本物の家主”である絵本作家の前園俊太郎(市村正親)には“出版社から来た編集者”と、本物の編集者の奥江里子(石橋杏奈)に絵本作家の前園とかん違いされてしまい、それぞれの役を演じることになる
というものです。
簡単に言ってしまうと「少し複雑なアンジャッシュのネタ」という感じ。
なんだけど、面白いだけではありません。
まず、登場人物がまぁそれぞれ個性的。
しかも皆なんだかんだ愛しいな~魅力的だな~と思わせてくれます。
皆さん顔芸(と言ったら失礼かもしれませんが...)が本当に上手。目と表情だけでこれだけ感情を伝えてくるか~!!と思う程。
何より、市村正親さん流石だわ(語彙力)。
(いい意味で)ぶっ飛んでる。
一人だけ喉にマイクでも入ってんの?という位に声量があって迫力があるから声だけでも伝わってくるものがあった。
市村さんのおかげで締める所はビシッと締め、ゆるっゆるの所はゆるっゆるになった気がします。
あと、宮川大輔さんの演技も良かった。
はじめちゃんがビビるのもわかるくらい怖いし、そのおかげではじめちゃんの気弱さが浮き彫りにされたのかなぁと。
刺身包丁持って役作りしてただけあるね(笑)
そして芸人さんだから間の取り方が抜群に上手い。
ストーリーとしては、元々舞台用に作られている脚本なだけあって、グシャッと最後にまとめた感や、取って付けた感も全くないです。個人的にはとても納得の行く終わり方でした。
全体を通してのテンポも良くて、クスッとくるところもホロッとするところもたくさんあります。
私的には美沙(高畑充希さん)とはじめちゃんのシーンが好きでした。どのシーンも2人が微笑ましくてね◎
丸山くんが挨拶で「この作品を観た後、身近な大切なものに気付ける」と言っていたけれど、正にその通りだなぁと。
誰しもが自分達の日常にこの映画を落とし込むことができて、はじめちゃんを初めとした(なんかこの表現面倒臭いな)登場人物に少し勇気を貰える。
そんな素敵な作品でした。
ぼやぼやっとした感想しか言えないのが悔しいのだけど、とにかく
泥棒役者 は11月18日(土)公開です!!!
ここからはただの丸山担の戯れ言です。
映画が終わり、応答セヨが流れ、クレジットの一番最初に名前が出てきた時、
主題歌:関ジャニ∞「応答セヨ」と出てきた時、なんとも言えない気持ちが押し寄せてきました。
丸山隆平くんの初主演がこの映画で、この時期で、本当に良かったと心から思います。
舞台で一緒にお仕事をしたことがきっかけで西田監督から声が掛かったこと、マクベスという大きな経験をしてお芝居の熱が高まっていた頃に来た話であること。
全てが繋がっていることが嬉しくて、でもそれは間違えなく丸山くんの努力や人徳であって...
初主演って素晴らしいなぁ、良かったなぁ、この場に立ち会えて幸せだなぁとただただ思いました。
他の感情もたくさんあるのだけど、まだ上手な文章にはできません。
他担の皆さんも自担の初主演映画を観た時はこんな気持ちだったのかなぁ。
演技がどうこうとか言える立場ではないし、上手いのか下手なのかはわかりませんが、一生懸命さはとても伝わった。それが丸山くんらしさだよ。これは間違いなく丸山くんの映画。あ~幸せだ~と思うのです。
とにかく、一人でも多くの方に観てほしいなぁと思います。
温かい気持ち連鎖を起こしたい...!!
何度でも言います、丸山隆平さん初主演の映画、泥棒役者は11月18日(土)公開!!!!
*追記*
がっつりネタバレを含んだ感想記事も上げました。(11月19日)【ネタバレあり】泥棒役者の好きなところ - いっそおかしな妄想まで付き合ってくれ