いっそおかしな妄想まで付き合ってくれ

関ジャニ∞が大大大好き。丸山くんにたらしこまれたい。

【ネタバレあり】泥棒役者の好きなところ


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2017年11月18日

丸山隆平くんの初主演映画「泥棒役者」の公開日。

映画初主演が発表された日からずーっとこの日を楽しみにしていました。

ありがたいことに完成披露試写会に参加し、なんてこれは素敵な映画なんだ...!!と思いながらもでもネタバレはできないし...><という葛藤をし続けはや2ヶ月。やっと言える!!!

 

この2ヶ月の雑誌のインタビューで得た情報も織り混ぜながら若干完成披露の時の感想と被ることもありますが、感想をつらつらと書きます◎

(ちなみに完成披露試写会時の記事は既に上げています。【ネタバレなし】 泥棒役者 感想 - いっそおかしな妄想まで付き合ってくれ)

これを読んで、もう1回観に行こう...!と思ってくれた方がいらっしゃればなお嬉しいです。

関ジャニ∞にちなんで8つ好きなところを挙げていきます~!!

 

①映画というよりは舞台劇

もともとが舞台劇だということもあって、はじめと則男が前園邸に入ったらほとんどそこの中でお話が進んでいく。

爆発したりCGを使ったりするような派手な演出は一切ない。だから見ていて分かりやすい。でも、登場人物だけで魅せるってなかなか難しいことなんじゃないかなと思う。皆さんお芝居がお上手だなぁと。

 

いくつかの雑誌のインタビューを読む限り、長回しで撮っているシーンが多いようで。

それだからか妙に緊張感があって、それがはじめの心情と重なってすごく良いなと思う。

前園先生に1番最初に見つかってから自己紹介をするまでは長回しだと監督が仰っていました。

他にもたくさんあるようなのでここかな~と思いながら観るのも楽しいのでは...?

 

②音と色

監督曰く「今回チャレンジしているのは音楽の使い方。物語がほぼ家の中で進行していくのでメリハリをつける、テンポよく見せるためにもかなりの音楽を使っている。今回チャレンジしているのは音楽の使い方。」

確かに印象的な音楽が多く使われていた印象です。

そして、よーく耳を澄ませていると、鳥の鳴き声とか車の音とか生活音が聴こえたり。

ハ●ーポッ●ーの件では、本家のテーマ曲を少しズラした音楽にしてみたり。

則男が見つかったときのドアがきしむ音×2の音(しかもこれがボケみたいになってて面白い)もいいなぁと思います。

そういう細かいところも監督のこだわりや愛が感じられていいな~と思います。

 

あと、色使いがとっても好き。

前園邸の家具や壁紙は異空間(おとぎの国)のようでわくわくさせてくれるし、差し込む光の色も時間の経過がわかるようになっていて素敵。

高梨の部屋から、夕日が差し込める中、わいわいする4人のシーンは本当に綺麗で温かくてじーんとする。

(舞台挨拶で言っていましたが、ここのシーンの会話はアドリブだったようです。市村さんがこの映画で一番体力を使ったシーンだったとか。是非このシーンはメイキングで何をお話ししていたのか知りたい次第...!)

 

 

③「あっ、でもこれ、終わらせてから」「そうです~!!」  

この映画の撮影にあたって丸山くんと西田監督が始めにこだわったことが、声のトーンや強弱、ニュアンスの音探しとのこと。丸山くんは、か弱い声だと思っていたけれど、監督はもう少し強い声を想像していた。理由は「昔はそんな感じ(弱い)だったかもしれないけど、美沙と出会って変わっていたから」。

意見の合わないことがあまりないくらい仲良しの2人がディスカッションしながら作り上げたものが、この2つの台詞なんだな~と思いながら観ていると感慨深いものがあります。

 

それにしても溶接工のお面を取ったらあんな綺麗で可愛いお顔がお目見えするなんて夢がありすぎるのでは!!!これは私が映画の発表があった時から希望していたシーンでもあったのでとても嬉しかったです(*^^*)

 

④登場人物が愛しすぎる

どの登場人物にも感情移入できて、みんな愛しいな~と思わせてくれる。

 

まずは丸山くんのはじめちゃん。 

根は優しくていい人なんだけど、それ故になかなか自分を押さえてしまって流されがち、でも変わらなきゃとも思っている。はじめちゃんは丸山くんで、丸山くんははじめちゃんなんだよなぁ。受けの芝居が多かったけれど、それも丸山くんの人柄と重なる部分もあって、これが初主演の役で良かった~!!と声を大にして叫びたいほど。

最後の方になるとだんだんと声が大きくなって自信を持ち始めたのがわかったところもすごく良かった。

それと、ピロロン星人と怯えきった目の件は、はじめちゃんではなくて完全に丸山隆平くんであった。最高。

 

市村正親さんの前園俊太郎。ぶっ飛んでるんだけど、茶目っ気たっぷりで締めるところはばっちり締めるご主人様。声のトーンや表情が豊かで見ているだけでハッピーな気持ちになりました。

なにより市村さんが何度も、「丸ちゃんの相棒になれて嬉しい~」と仰ってくれるのが嬉しくって。なかなか台詞が入らなくて、時間を取った時も優しく近くにいてくださったというエピソードを聞いて、あぁ丸ちゃんはいい人に巡りあったなぁとしみじみしています。 

(ここで威圧的な人だったら、丸山くん焦って萎縮しちゃって良くない方向に行っていたんだろうなぁと思うので。)

 

宮川大輔さんの則男さん。めっっっちゃ悪いやつだけど、おかげではじめちゃんの成長が明確にわかった。扉の中でいちいちツッコミや感情を表現していたあの芸が大好きだった◎ 芸達者だな~。

 

石橋杏奈ちゃんの奥さん、ひょんなことから参加させていただいて~と舞台挨拶では言っていたけれど、そんなことを感じさせないくらいのハマリ具合だった。

帰国子女で自分の意見をハッキリ言うタイプだけど、押し付けがましくない感じ、杏奈ちゃんの人柄なんだろうなぁと思っていました。黄色の衣装がお似合いで可愛らしかった◎

 

ユースケ・サンタマリアさんの轟さん、本当に最後まで空気が読めないけれどあそこまでブレないと逆に気持ち良いよね。

「疲れちゃったよ~」って言いながらソファーに寝転がる姿が妙に可愛くて好きです。

あと、完成披露の時に顔が蛇っぽくてイヤっていう話をされたもんだから、観る度にそれを思い出して笑ってしまう。

 

⑤はじめと美沙

あんなに健気な彼女いるか~?と思うほど素敵な彼女を高畑充希ちゃんが演じていて。

ああいう彼女だからはじめも頑張ろうと思えるんだろうな~。この2人のやりとりに毎回きゅんきゅんする。

私だったら、太陽くんマスコットを誕生日プレゼントに渡されたらぶちギレてる。

ただ、あの夢のようなひとときが現実だったと思わせてくれるアイテムなんだよね><

最後のあのシーンが大好きです。 

美沙が言った「普通って何?」ってなかなか深い言葉だなぁとも思います。

 

それにしても、回想シーンの浴衣姿のはじめから漏れちゃう国民の彼氏み、隠しきれない男前感、控えめに言って最高。美沙の台詞からもはじめはイケメン枠ではないようだし、だから煙でぼかしたのかな?と思っている(きっと違う)

 そして、あの回想シーンはアドリブだったみたいなので(しかも丸山くんはどうやら監督が思っていたものとは違うものをやったらしい)、こちらも何卒DVDに収録してほしい。

  

⑥伝えたいことが明確

...で結局何が言いたいの?と思ったり、そもそも設定が現実とかけ離れているわ~と思ったりする映画が多くてそれはそれで面白いですが、泥棒役者は我々の日常にストンと落ちてくる。

 

私は

「誰にだって後悔や弱点、悩みがある。でもみんなそうなんだからそれも含めた自分を愛そう。難しいけれどありのままで生きよう。」

「いろいろな人と関わることで自分も知らなかった新しい自分を見つけることができる。」

この2つだと思っています。

 

はじめで言うと、前科があったり、暗い過去を持っていることがコンプレックスで、なんで自分ばっかり...と思っていたりしたんじゃないかなぁと思います。そこで前園さんたちと出会って、あぁこんな思いをしているのは自分だけではないんだと気付いたのではないかな。

また、「君とまた」のメッセージを見つけたり、轟さんに高梨の家に行くことを薦めたり。きっと自分が機転の利く人だったということは知らなかった(または機転を利かせる機会がなかった)のではないかな~と思うのです。

 

 誰でも1度は感じたことがある気持ちにこの映画は寄り添ってくれる。見終わった時に背中をぽんっと押してくれるような、心がじんわりとする作品は久しぶりだな~と思います。

 

 

⑦主題歌「応答セヨ」

ポルノグラフィティ新藤晴一さん作詞で、関ジャニ∞が歌っているこの歌、泥棒役者にぴったり。

冒頭「つまづいてばかりの僕を 君だけは笑わなかった」

この2行だけでグッと心を掴まれる。

曲単体でも好きだけど、映画を見終わった後に聞く応答セヨは格別。大好き。

「君が思うほどは 真っ直ぐに歩いてこれなかったけど 」なんて特にこの映画のためのフレーズだと思います。

ただね、この歌、1番以上に2番がとても良いので是非ともCDを手に取って聞いていただきたい...!!

 

 

⑧もじゃもじゃの犬

エンドロールの途中で流れる後日談。

則男が入っているタマちゃんが宣伝する「タマとミキともじゃもじゃの犬」

このもじゃもじゃの犬は、はじめちゃんの事なんだけど、ちゃんと丸山くんのチャームポイントの顎の黒子が書いてあるんだよ...丸1日も一緒にいなかったのにちゃんと覚えていてくれたんだよ...。「君とまた」と言った前園先生の愛をたくさん感じて、私は絶対にこのシーンで必ず号泣する。

そしてこのあとに流れる応答セヨのサビ+「主題歌 関ジャニ∞ 応答セヨ」の文字で更に涙腺が崩壊する。

 

 

思いのままにばーっと書いていたらこんなに長くなってしまったけれど、本当に素敵な映画だと思います!!

丸山くんの初主演映画がこれで良かったと心から思います!!(2回目)

宣伝も本当に頑張っていたし、舞台挨拶でも嬉しそうにしている姿を見て、少しでも貢献したいと思わずにはいられない...><

何回見ても同じシーンでいいな~と思ったり、あっ!と気付くことがあったりするので、1回だけとは言わずもう1回観ていただきたい...!何回目かに高梨仁の部屋にお面もちゃんと飾ってあるのに気付いて、なんか応援したくなっちゃったよ...!!

 

個人的に、丸山くんのビジュアルで一番好きだったシーンは玄関口で前園先生に正体がバレて、脅されるシーン。

圧倒的美少女。緊張感を持たせるためにおしっこ我慢していたのはここだと思うけどおめめきゅるんきゅるんで美少女。とっっても可愛い。また週末に観に行くね(*^^*)